アートフル・ドヂャース (1998)

夢を追い求め、ニューヨークで奮闘する若者たちの姿を描いた青春ドラマ。監督・脚本は保田卓夫で、本作が本編デビュー作。撮影は、渡部眞。

出演:いしだ壱成、西島秀俊、佐藤タイジ、浅野麻衣子、裕木奈江、早瀬ひとみ、岡安乃布子

アートフル・ドヂャース (1998)のあらすじ

クリスマスを間近に控えたニューヨーク。画家志望の優一郎(いしだ壱成)は、ポルノ小説を書いている圭介(西島秀俊)とギタリストの勉(佐藤タイジ)とつるんでは、貧乏ながらも気ままな生活を送っていた。ある日、彼は幼なじみの紗於里(浅野麻衣子)と再会する。彼女は、独り暮らしをしている姉・綾乃(裕木奈江)の様子を見に、日本からやってきたのだ。エリートであった綾乃は、突然精神のバランスを崩して商社を辞職。静養を兼ねて、ニューヨークに留学していた。だが、彼女は学校も休みがちで、部屋にもあまり帰ってきていないらしい。心配する紗於里を、優一郎は優しく気遣ってやる。

クリスマス・イヴ。紗於里の招きで綾乃の部屋を訪ねることにした優一郎は、綾乃がふらりと出かけるところを目撃。彼女の後を追って、紗於里とロングアイランドへ行く。綾乃の様子を監視するふたり。夜になって綾乃はモーテルに投宿するが、優一郎たちの懐は心許ない。そこで、優一郎は圭介たちに助けを求めることに。圭介は、遊びに来ていた勉の妹の財布から金を失敬すると、優一郎たちのモーテルに急ぐ。その後、紗於里と綾乃は帰国。その様子を見て、久しぶりに日本に帰りたくなった優一郎たちは、負け知らずだという中国系老人と麻雀対決。大金を獲得して、無事帰国を果たすのだった。

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